俺は考えていたよ、ああ。それから書いていたよ、うう。小説とは美しい。俺はたまにはゆったりと仕事をしないで暮らそうかと思った。だが仕事を忘れることは出来なかった。俺はただ一人でテレビを見ていた。それから柔らかい風を感じて、静かにパソコンを開いた。風が吹いていた。柔らかい風だった。いつもの友人たちは今日は俺のことを考えて来なかった。俺は一人で書いていた。それから眠った。
 《小説の銀滴》《小説の金滴》